こんにちは、こんばんは。
更新すると言いつつ全然更新できていませんでした。
昨今の情勢は、、どうなんでしょう。あまり良くなってはいませんね。一段とコロナが酷くなっているような。
皆々様も本当にお気をつけてお過ごし下さいね。
当工房のほうは、変わりは…いや、ちょっと忙しめですね。
6月7月はお仕事しておりました。
前回途中だったアコギに全然手をつけられていない…あと塗装だけとはいえ、お仕事最優先ですので、後回しです。
ちょろっとリペアもありますが、基本的にはもうあまりお受けしていないので、製作メインです。
まずはこれ。
ピックアップカバーのオーダー依頼を頂戴しましたので、その製作を。
アーティストモデルをより本人仕様に近づけたい、とのことでお話を頂きました。
仕様材はキルトメイプル。
基本的には一枚から削り出しです。※フロントP.U.用のみビス足を別途接着。
中々難しい色合いのため、調色を何度かやり直しています。
それでも完全に一致とはいかないのが悔しいところなのですが…。
ただ、こちら。同モデルをお持ちの方々にご好評をいただいたらしく、現在さらに追加オーダーを何件か頂戴しています。
他で作ってくれるところがないそうで。。メーカーも量産品出せばオーナーさん達も喜ぶんじゃないかな。
そして大物バンドのアーティストモデルにもなると、ファンの方々のネットワークもすごいなぁ、と思ってしまいました。
次はこちら。
これも遠方からのご依頼。
オリジナル・ピックアップのオーダー製作。
リア用のハイゲインP.U.をご希望いただきましたので。
コイルワイヤーの選定、マグネットの種類、コイルの巻き数も私のほうですべて決めて作らせて頂きました。
ちょうど一年前くらいに7本目の新作ギターで作ったP.A.F系のP.U.とは真逆のモダンタイプですね。
ポッティング前の抵抗値はこちら。
最終的には13.48kΩくらいです、が抵抗値はあくまで目安です。
手巻きですので、巻き方ひとつで全然出音が変わります。
ご希望内容は、ミッドよりはハイとローに寄った音でしたので、それを狙って巻きました。
抵抗値と出音ともに一発でドンピシャに決まってくれたので良かった。
7月の暑さで指先が思うより滑ってくれなくて、いつもより緊張しながら巻いてます。
チェック時の音の印象は、かなり引き締まったヌケの良い音…かな。昨年のセルリアのヴィンテージ寄りの荒々しい音とは全然違います、使いやすさでは遥かにこちらでしょう。
オーナーさんもすごく喜んで下さったので私も安心しました。演奏のほうも録ってアップして下さるそうなので楽しみ。
販売したほうが良いと言ってくれたけれど、それでも今後そうそうないお話でしょう。
まず、材料費等を考えると絶対にメーカー品より割高になりますし、P.U.だけだとご自分で配線交換してもらうか、ショップにお持ち込み頂かなくてはならないから。…結構ハードル高いですよね。
まぁ私、そもそも万人受けをとうに諦めていますので、極僅かな方へお作りできて喜んでいただければ、それ以上は望まないです。
私ごときに出来ることなど、少なすぎるのだから…
待っている人に音が届けられたらそれでいい。
さて。最後。
あとはこの子たち。
文月は前述のP.U.の他はこれにかかりきりでした。
葉月。恐らく長月には完成するであろう子達。
どちらもフルオーダーです。
木工はもうほとんど終わっています。
エンドピン穴やらの細かいところはあるけれど、あとは最終研磨したら塗装ですね。
2本同時製作なので、進捗はそこそこ。
あと少しなのだけれど…
暑い…。
研磨作業、しかも単純に作業量2倍なので、汗が吹き出ます。
8月のこの猛暑には困ったものですね。
とはいえ、働きに出ている方々は、この暑さの中マスクをしてお仕事頑張ってらっしゃるのだから、泣き言は言ってられません。がんばりましょ。
冒頭にも申し上げましたが、本当にコロナや熱中症など、お気をつけてお過ごし下さいね。
もうすぐお盆。
と言って別段なにか変わったこともなく。むしろ自粛でいつもより静かな片田舎の夏になりそうですね。
墓場はお盆関係なく頻繁に私が出没するスポットですので、本当にいつもと変わらないね。他に行く場所もないし。
7月は狂ったように木工ばかりやっていてあまり行けなかったから、時間に余裕が出来たらもっと行かないと。
っとそんなこと言っていたら結構長くなってしまった。
ここまで読んで下さいましてありがとうございました。
また書きます。
ほな。