こんにちはこんばんは。
あ”ー・・・なんでこんなにやることがいっぱいあるのだ・・・。
すいません、本業が中々忙しいことに加えて他にも諸々、入っているためレスが遅れがちになってます・・・。
こっちの絡みも何割かは占めていますが、まぁそれも追々・・・。
その関係もあってイマイチ作業は進んでおりません。
なにが悪いって、次の日仕事なのにベッドで寝ようとすると「あそこはこーしよう」と「どういう風に作るかな」とか考えて中々眠れないことが一番の原因だと思う。
ああ、そうそう。
少し前に完了していた製図・・・寸法もわりかしアッサリ入ってあとは加工で使うのを待つばかりです。
プリンタのインクも補充したし。純正インクって本当、なんであんなに無駄に高いんですかね・・・。
ただ・・・寸法ですが、しっかり入れたは良いのだけれど・・・
文字が小さ過ぎて印刷では全く出てこない始末。
ま、いいかw
最悪自分ですぐ確認できるし、結局製図なんてしても木材に直接罫書きしなくちゃいけないので。
で、この製図の他、インレイデザインとかを無数に作っていたりしていたので、そっちに大半の時間をとられていました。
イマイチ満足のいく出来のものがまだなのですが・・・。それも追々。後の楽しみにお待ちくださいませ。上の製図でさりげなく羽が入っているあたりで察しはつくでしょうけども。
塗装は1本目のリベンジ。
モチーフは2本目の小賢しい小細工を王道で踏襲。
装飾は3本目でミスったインレイやパーフを改善。
もちろん、作るたびに次の製法に挑戦はしますので・・・それこそ今回は製図やスルーネック、そしてなによりピックアップですね。
僕の中では見た目や装飾なんて二の次三の次なので。
それより高次にくるのはプレイヤアビリティ、操作性、弾き心地。
さらにその上、一番大事なのは何より「音」です。まぁ楽器である以上、当たり前の話なのですが。
見た目ばっかり気にして、本当に大事な音や木工加工技術をないがしろにしたら本末転倒なので・・・頑張ろう。
とか言いつつ、さっそくミスってるのですがw
では以下、そのミスを見ていきましょう。
ある休日、製図が出来たので、せめてブックマッチをしてしまおう、ということで作業にとりかかったんです。
以前、材料が届いたときに載せた画像ですが、このトップ材をとっととブックマッチしちゃおうと思いまして。
で、実は懸念事項がありました。それがバッチリ今回のミスに繋がるわけですが・・・。
・・・このトップ材・・・。上の部分、ナナメってますよね・・・。これ、自作のブックマッチ用治具だとダメじゃね・・・?って思ってはいたんですよ。
でも切るのめんどくさいなぁ・・・勿体ないなぁ・・・とか考えてるのがいけなかった。中途半端に大きいから欲が出た形ですね。
とりあえずブックマッチ面を完全ツライチにして・・・さぁ貼り合わせしようと治具にセットしました。が。ががが。
・・・まず、だ。そもそも横幅大き過ぎて治具に入らねぇじゃん?
しかも案の定、上のナナメ部分は治具じゃ締められない模様・・・。
・・・うん、治具を使うのはやめよう!ということで。
ワークテーブルに片方ずつ固定してテーブル自体を締めて接着させようと思って・・・。
ええ。
ええ、ええ。
そうですとも。失敗しましたw
やはりナナメ部分・・・。
接着、というよりは締め付けが甘かったようです。
ほんの僅かに接着が足りていなかったようで・・・。
完全なブックマッチにはほど遠いです。
ぐぬぬ・・・。
悔しい。欲かいて面倒くさがったらこのザマですよ。
前回のように横幅寸法ギリギリとかだったら、こんな愚かなこともしなかっただろうに・・・。
まぁしゃーない、ってことで。
やり直します。そんなの可能なのかって?全然可能です。なぜならやり直しても全然余裕なほど横幅余ってますからね。
とりあえず、センターの接着部分を切ります。で、上のナナメっている部分も含めて真っ直ぐに横幅もキッチリ切ります。ついでに上下の余り部分もカットして、実際に使う部分に多少の遊びを残して方形に製材します。
・・・なんかすげぇ二度手間した気分・・・。
まぁブックマッチという構造上、センターのカット部分も逆の端を揃えてカンナをかけてしまえば杢目もそれぞれ対応する部分が再接着部分にくるので、全く問題はないんですよね。僕の心理的敗北感さえ除けば。
なんか凄い悔しかったので今までにないほど完璧にブックマッチしてやりました。
ブックマッチの接着面(貼り合わせる面)をこれでもか、というほど完全にツライチにします。
もう0.001mmの隙間さえ許さん。
光など絶対通してやらん!
まぁこうしてブックマッチ面を実際に合わせて光が漏れてこないように調整する必要があるのです。
左右それぞれ材を一緒にカンナでかけて・・・それでも1mm以下の隙間は発生するので、それらの僅かな凸凹をカンナやサンディングブロックで地道に消しつつ・・・本当の意味での直線にするわけです。
垂直、直角、直線・・・当たり前の基準ですが、モノ作りにおいてはこれらを出すのは本当に難しくてとっても大事なことなんです・・・。
ブックマッチにして貼り合わせる、といっても実は慣れないと結構大変なのです。技量といえるほどのものなのかは知らんけど。
それこそ手押しカンナ盤を導入して平面を出せるようになっても、結局最後の調整では手鉋やヤスリを使うでしょう・・・そのほうが精度的には信用できるので。
そんなことを言いつつ、ミスった後のブックマッチはアッサリ終わりました。
カットして形を軽く整えてからブックマッチ面の調整に入ったのに、仕事から帰宅後の1~2時間で終わったので。
削っては長尺のスケールで面を確認して・・・の繰り返しですから・・・この程度だったらそんな疲れないし。
で、完全ツライチになったら、虎の子の治具を使います。設計もしないで適当に作った治具なのに、なんでこんなに信頼感があるんだろうw
これはいつもどおりです。
ブックマッチ面を軽くお湯で濡らして、
片面にタイトボンドを塗り、治具を締めていく。
もちろんズレたらお終いなのでゆっくり確実に締めていきます。
センター浮き防止にクランプと(不要な)指板を使用していますが・・・まぁこれがどれほどの効果を発揮しているのかは常々疑問です。カムクランプがあればもっと効果はありそうなのですが・・・。
だけど、これがない状態で貼り合わせるとか、精神衛生上、絶対にムリなので、ないよりはマシと思っておきましょ。
その後は完全接着に一晩待って・・・
完了です。
うん。問題なし。
前ほどセンターも浮いていないので、この後のツライ平面出しの作業も少しは楽になるでしょう。
まぁそれはシェイプ切り出しのあとですね。
そろそろ本業の忙しさも落ち着いてくるはずですので・・・遠慮なく作る時間がとれそうです。
いよいよ木工工程が始まりました。
いやぁ嗅ぎ慣れたメイプルの匂いは良いですねぇ(病気)
ちょっと前に作った治具(ベンディングアイロン)のせいで、工房内の杉の匂いに辟易していたのですが・・・良い感じに上書きされてくれました。
普通、杉とかの方が匂いとしては良いはずなんですけどねw
シェイプを切り終えたら、平面を出して、次はネック材とウィング材の加工、接着ですかね・・・。
普通(?)のストラトなので、ギターの構造部分さえ終われば一気に進みそうなのですが・・・インレイにどのくらいMPを持ってかれるかまだなんともいえないので、完成はいつになることやら・・・。
装飾も含めて良い感じに完成像が見えてきたので・・・しっかり楽しみつつ作っていきましょ。
それでは、実質ブックマッチしかしていない記事でしたが・・・本日もご覧いただきありがとうございました!
ほなー。