ギター製作【4本目】②―インレイ切り出し―

こんにちはこんばんは。

 

 

夏の気配がしますね。

ヤダなぁ・・・夏生まれだけど暑いのは苦手です。寒いのも苦手です。結局どっちもイヤです。

 

あ、でも夏も冬も好きですけどね。風情があって。

何故か夏生まれとか嘘つくな、と色んな人に言われるんだけど・・・なんででしょうね。納得いかん。

 

それはさておき。この前ホームセンターに行ってきました。なんなら今日も仕事上がりに行ってきました。

切らしているものの補充とか散歩とか、かなり慢性的に行ってます。逆にジャンク探しもあまりしなくなったので、某ハー○オフさんとかあまり行かなくなったし、果ては楽器屋さんとか年に1回でも行けばいいくらいじゃなかろーか。

盆地に住んでいるので、まず山を越えなきゃ楽器屋がない時点でお察しです。そして買うものもないし。買うんだったら作るし(←?)

 

 

まぁ楽器屋なんて今さらどうでもいいんですけど、ホムセンの話です。

いつも通り変わり映えしない店舗を見ていたら・・・うおお、集塵機が安くなってるじゃねぇか・・・。所詮廉価ブランドですが、通販よりも安い。※通販の欲しい工具類の相場はだいたい把握済み。

期間限定だし・・・ってことで半ば衝動的に買っちゃいました。後悔も反省もしていません。

 

これで、多少は電動工具使用時の木屑を抑えられる・・・!

というか、今まで持っていなかったことのほうがおかしいんですけどね。ドリルやジグソーはともかく、トリマーとかボール盤とかバンドソーとか揃えるほうを優先していて、後回しにしていたので・・・。

まぁ、最近は電動工具で行う作業は慣れてきたぶんサラッと終わるので、主に手作業で出る木屑や粉のほうが問題なんですが・・・。

とりあえず、愛しの集塵機は僕の中ではタチコマさんと名づけられました。見た目的に、なんとなく。本命のガチ集塵機をゲットするまで大事に使おう・・・。

 

さて。無駄に前置きが長くなってしまいましたが・・・本題です。

 

題名を製作記事としてナンバリングしてしまったので、多少は書いておかんと。

ちなみに、木工とかほとんど進んでませんww

ちょっとはやったけど、ここ数日ガッツリ脇道に逸れて道草食ってました。

あと単純に本業の忙しさとかプライベートでゴタゴタに巻き込まれたりとか、色々やる時間も取れなかったので。

 

 

てことで。今回は脇道で食べていた草のことを書いていきます。

 

まず、楽器作りで木工は基本中の基本です。塗装も基本。組み込みなんて常識です。

木を切って掘って削って貼り合わせて、

塗料を吹いて、磨いて、鏡面出して、

と色々作業はあるのですが・・・今回加工するのは貝。インレイです。

 

ここ数日は・・・えぇ、もう貝しか切ってなかったんだ・・・。辛かった・・・。

 

 

前回3作目の反省として、キッチリ製図からデザインして、ちゃんとインレイ加工をしてやろうと思ったので。まぁまだ木材には掘ってないんだけど。

3本目のコメントで、ヘッドロゴについてのお叱りの言葉自体はないのですが・・・自分でキッパリ失敗だったと言っちまってるので、改善させます。

あと、指板のポジションマークですね。ぶっちゃけ別にPRSをそのまんまパクりたくて作ったわけじゃないので、ドットインレイにしたのですが(インレイ材高かったし)、それでもやはりバードインレイが欲しい、という声は多かったので・・・、

 

やってやんよ・・・。本気でインレイ作り。

ただ、別にあのPRSのバードインレイにはしません。人のふんどしで相撲をとっても仕方ないので。あと、加工済みのバードインレイとか、普通に海外から輸入できるしね。

 

1から自分でデザインして作らなきゃ意味がねぇんだ。

ってことでデザインからはじめました。もう何枚手で描いたり、何十枚資料の写真や画像を集めたのか分からん。

 

とはいっても、所詮描いたのが絵心のない僕のこと。たいしたデザインじゃないし、ありふれているモチーフなのでデザイン作業は割愛w

 

 

とっとと加工作業に入ります。

 

・・・が。まずですね。問題が初っ端から起きまして・・・。

Stewmacさん・・・なんでこんなゴミのようなジュエリーソーが20ドル以上もするんですか・・・。

 

アホらし・・・無駄にノコ刃を2本も消費してしまった・・・。

十数ミリも切ってないのにこのザマですよ・・・。まず、刃の付け替えがめんどくさ過ぎる上に長さ調節も出来ないとか、ダメすぎる・・・。

 

んで、仕方ないので、前々から目をつけていたジュエリーソーを近所のホムセンで購入。その時に冒頭の集塵機も発見したんですけどね。

ホムセンで買ったジュエリーソーは、Stewmacの糸ノコ(あえてそう呼ぶ)の半分の価格なのに、とても使える良い子でした。

 

 

で、ようやくサクサク切れるようになったので、デザインを印刷したものを元に切っていきます。

 

 

材はアバロン。海外から輸入したものです。1オンスで5000円くらいだったから・・・国内より遥かに安いです。ただ、貝類はUSAからは規制で輸入できないので、必然他の国のお店から個人輸入する必要があります。

 

デザインは、ありふれたもの。羽です。

いわゆるフェザーインレイ(と、勝手に呼んでいる)

 

ただ、ありふれたデザインなのに使われている楽器自体は少ないです。

国内では特に見られませんね・・・。羽なので、形状的に難しい・・・とは思わないのですが・・・どーなんだろ。

いくつもパターン作ってデザインするのは確かに面倒だったけれども。

 

まぁとりあえずこれを貼っつけてギコギコ切っていきます。

 

最初の1枚目の羽。

結構インレイの端材が無駄になるなぁ・・・。

 

あ、もちろん再利用はできますが、大きなものには使えなくなるので、デザイン的にはコスパはよろしくない模様・・・。

 

 

 

で。

 

とりあえず切り終えて、あとはヤスリ等で綺麗に整えていきます。

 

 

あと、言うまでも無いことですが、貝の殻は毒物なので注意しましょうね。

 

なにがツライって、暑いのに扇風機もつけず、窓も開けず作業をしていたから・・・。

 

あと、サイズが大きいモノはこのように二枚のインレイ材を組み合わせます。

 

こればかりは仕方ないですね・・・そもそも貝の構造上、曲面の貝殻を平面で使えるようにする以上、このサイズになると難しいので・・・。

 

ちゃっかりパーフリングとか使ってますが、サイズの大きなものにだけです。

ちょっとした表情が欲しかったので真ん中に入れてみました。・・・ちゃんと羽に見えるかな。

 

 

こんな感じに1個1個、丁寧に(?)手作業で作っていきます。

 

パターンが何個か被っちゃってますが・・・どれもサイズが違うので、それもまた違った難しさがあって、中々大変でした。

 

 

とりあえず、切り出しは完了したので、ここ数日の被害状況の確認をば。

 

結構な端材が出来ましたね・・・。

 

大きなものには使えないけれど・・・ちょっとしたことには使えそうですので・・・大事にとっておきます。

 

でもって、折れた替え刃たち・・・。

 

もう何本折ったのやら・・・。覚えてないんです・・・。

 

最後まで折れなかったのは心だけ。

 

やっぱり楽器作りには大事なのは器用さでも知識でも経験でもないですね。折れない心、コレ大事。

毎回折れかけることはたくさんあるんだけど。

 

 

替え刃の折れた本数は10を軽く超えて20に迫るほど・・・本当はもっと少なく済ませなきゃいかんのですが・・・。

焦りや暑さ、あと集中力が切れるとアッサリ折れます・・・。1個作るのだって結構な集中力がいるので、それを毎日仕事から帰ってから何個も作ってたら、そらポキポキ折れるわ。

 

結構な数を折ったのは良くないことなんですが・・・刃自体も1本50~100円だし、必要経費だと思って割り切りましょ。

 

 

とりあえずそんな具合でひと通り切り終えました・・・。

 

あー・・・もうしばらくやりたくねぇ。

 

 

オリジナルモデル

フェザー・インレイです。

 

鳥も1羽入れていますが、この子は特別な子なので、完成した時にでも。デザインも色んなパターンで十何羽も描いて、結局コレにしました。

今回のギターのモチーフになる子です。

 

完成した暁闇にはしっかり輝いてくれることを願って、

もう少し待っててもらいましょ。

 

 

 

あとはこいつらを埋め込むために木材をルーティングしなければなりませんが・・・肝心の木工が進んでいないので・・・もう少しあとですね。

 

インレイも折り返し・・・後半も頑張ろう。

 

 

 

 

と、いうことで。インレイも終わっていないのに結構な文量になってしまった・・・。

 

 

 

駄文散文が多くていつも大変申し訳ないです。

 

 

 

今回もご覧いただきありがとうございました!!

 

 

 

 

 

ほなー。

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