こんにちはこんばんは。
うっし、今回は作業記事です。他の依頼の子も画像やら内容が溜まりまくっているけれど、取り急ぎこっちを先に上げます。
つっても記事にしていなかっただけで、今回の工程自体はちょっと前に終わってるんですけどね。
先ほどまで、別の作業をしていて、フレットのすり合わせ→クラウン成型まで終えたら、めでたく指先の余力がお亡くなりになったので、潔く諦めて記事の更新を行います。
もうお外は明るいし、気の早い鳥たちが美しい声で囀っているんですけどね。むしろうっせぇまである。
で、今回も題名どおりオーダーのほうの塗装工程、後半です。
よくよく前回見直してみたら4/4ですか…やっぱかかったなぁ…まぁラッカーだから仕方ないんだけど…。
あ、すでに組み込み段階で、最終調整中です。僕の手から離れたらもう簡単に微調整はできませんので、しっかり行っています。
で、塗装後半なんですが…まぁ画像的にあんまり面白味のないのが今回です(おい)
前回最後で軽くシーラー吹いているから…もうそうそうパッと見大きくは変わらないさ…。
で、コレがシーラー吹いている段階ですね。
なんというか…デジカメのフラッシュありのオート撮影だとあんまり綺麗に映らないなぁ…と思ったり。
「変化」を狙って塗装しているので、撮影するのも難しかったり…。
色味も光の加減によって色々変わるので…。
ちなみに、シーラーを数回吹いた段階で、さらにステインを使っています。
順番的には変なんですけどね。以前コメントで、ギター製作系のスクール卒の方から小技としてアドバイス頂きましたので…色々試した上でやってみちゃった。
トップ側は主にアニリンダイを使用しています。が、溶媒は使い分けてます。
水だったりアルコールだったり。一度に調色せず決まった順番で重ねてもいます。
で、上記のシーラーの後にはアルコールを使ったアニリンダイ(青系)を使用しています。バーストまではしていないし、当時は後からやってはいないけど、ここらへんは深紅に通ずるものがあります。
で、アニリンダイの性質上、経年による変化が特徴的で、特に赤系統が顕著なんだけど、その「時間」による変化を狙ってます。
トップコートをラッカーにしたのもそれが狙い。
見る角度による変化だけじゃなく、経年による変化も、オーナーさんに楽しんでいただければと思って。
塗装の細かい具合は「お任せで」と言っていただけたので、こういう手法にしてみました。
で、そんな言わなきゃ分からんよーな小さなこだわりを零しつつ…
クリアまで吹き終わりました。
んー…見れば見るほど本家から遠ざかっているなぁ・・・。
そんなのアーチ作ってる時から分かってたんだけども。
本家PRSのアーチはもっともっと薄っいです。
3本目深紅もこの子よりは薄めだったけど…今回はキッチリトップ材の厚さが確保できたから、かなり攻めたアーチになってます。
PRSと全く同じアーチや仕様を求められているならともかく、深紅と同じものを求められている以上、このようになるのは自明のこと。
と言いつつ…グロスフィニッシュに入ります。
トップは比較的楽でした。
下地段階でしっかり研磨できてりゃなんの問題もないんですが…大変だったのはバックよ…。
途中の中途半端な絵面で恐縮ですが…。
…アッシュの導管舐めてた…。
キッチリ埋めたと思ってたけど、シーラーやらクリア吹くと出るわ出るわ。
平面出すのが苦行過ぎた。
色味も含めて、バック側は特にまだまだだと実感させられました。
それでもなお、深紅よりは完成度が上がってはいるんだろうけど・・・そう考えてもまだ未熟ですね。
カッタウェイ付近もパシャり。
パーフリングの具合を見るためにあえて輝度(感度?)を落として撮影しています。
画像が前後しちゃったけど、導電塗料の塗布中。
薄く塗ると無意味なのでガッツリ塗りたくってます。
で、乾燥後…。
うーん…。
ピンボケしておる…。
ごめんなさい、アップでもう一枚。
コレでもまだ見ずらいね…。
まぁ単なる保証シールです。
ヘッド裏にもさりげなく貼ってあります。
が、文字デザイン小さくしすぎて全く存在感がなかったので、こっちにも貼っておきました。
Guaranteed と書いてあります。それ以外は細かい部分で、これは製作者がゼキってヤツで、モデルはzt-05だよぉってことが記載されています。
もったいないの精神で今後作るであろうztの04から08くらいまで一気にデザインしたんだけど…文字細過ぎたなぁ…ミスりました。
ただ、地味にデカール用紙高いんで…諦めよう。それか自分用のモデルには貼っても貼らなくてもどっちでもいいや、って開き直った。
それと…忘れてましたが。
小物たち。
ロッドカバーで冒険したので…他の小物類は普通です。左下で輝いているのはシールドテープを貼ったバックパネル(裏返しで撮影しちゃった///)
基本的には前回とあんま変わりませんな。
エスカッションも深紅同様、ラメも塗してるから、こいつらだけトランスペアレントパープル(バイオレット?)スパークルってこと。
塗装の具合によってフィニッシュ名はそれぞれあって…、ラメを使うとスパークル、シースルーの塗装だとトランスペアレント○○、バーストしてあったりすると、○○バーストってしてあることが多いです。サンバーストやらチェリーサンバーストなんかが有名ですね。
あくまで傾向としてであって…塗装のフィニッシュの名前は製作者やメーカーの独断と偏見と自己満と中二病精神に溢れているので、厳密には決まってなかったりする。
あ、この子はすでにオーナーさんとお話して、固有の名前は決まっています。今までの「深紅」とか「カラス」とかですね。
今回の子は作り手が面倒くさがってすでに略称で呼ばれてたりするけど…それは次の記事ですね。
次が最後の記事だろうから。スペックと一緒に正式名も記載いたします。
それでは、本日もご覧いただきましてありがとうございました!!
鳥がいよいよやかましくなってきたので寝ます。
明日はポケGOでもやりにお外にでも行こ(そのくらいじゃないと外出しないから)
ほなー。