こんにちはこんばんは。
連休じゃぁああああ!!
ガッツリ製作するぞー!と思って前々から取っておいた有給休暇です。
・・・が。
肝心の材料が届いておりません。つーか発送さえされていません。
アイチさん・・・別にNC加工頼んだわけじゃないんだからさ・・・できればとっとと送って欲しかったな・・・。こんなチンタラ時間とられるなら、材だけ発注して、自分で挽き割りから何からやれば良かった・・・。
ついでに音家に至っては、先月初めだか先々月末に発注したモノがいまだ入荷未定・・・。・・・またか。
輸入材は早めに発注して、国内からは後回しでいいかな、と思った弊害が出ていますね。
お蔭様で折角とった連休は製作がイマイチ進みません。暇をみて精々デザイン案でも練るくらいか・・・仕方ない・・・。
と、いうことで溜まりに溜まっているリペア依頼を進めましょう。
できればこの連休中にお預かりしている子達全員に処置できればいいんだけど・・・ムリか。ムリだね。
思いつくまま言いますと・・・
ストラト→調整段階。+悩み中。
テレキャス→少しでも連休中に手をつけます。(←まだ手をつけてねーのかよ)
ワウ→勇気を出して試しにパーツ発注してみよう。規格合うか分からんけど。
P.U.(SUHR)改造→検討中・・・どうしましょーねw
他はリペアも済ましているのでお渡し済み。
こうしてみるとあと少し・・・なのか?
でもこう言ってはなんですが、1個1個のリペアが色々厄介で・・・。
単純に1本のギターで作業が何種類かあったり、エフェクタやピックアップに至っては「コレどーすっかな」という、すでにリペアというよりチャレンジに近いものがあったりするので・・・そう簡単には終わらんか・・・。
まぁ・・・地道にいきましょう。
てことで、今回はすでに終わったものの記事です。
前回ポットとコンデンサを交換したエクスプローラーの続き?ですね。
あの後、オーナー様にお渡ししたのですが・・・
アクティブからパッシブの電装系に変更したので、やはりノイズが気になる、という点と(前回は交換しなかった)ジャックの交換のご依頼を追加で頂きました。あ、ついでにフレットや指板ケアもご依頼を貰いました。
画像内、机が散らかっていて申し訳ない。掃除する余裕がないんです・・・てか製作期間中に掃除とか、やっても無意味なんで。
で、まずフレットや指板ケアですが・・・基本的に弦交換も含めるリペアだと、いつもついでにやっていることなので・・・アレ、画像がないや。
ちなみに今回はテイルピースとサドルも簡単にお掃除しておきました。
サビがとれなくなる一歩手前でしたので・・・このタイミングを逃すと、もう取れないな、と思ってやっちゃった。
単純に工房主の自己満足ですw
ただ、こういうハードウェアのサビなどは気分の問題なので・・・あろうがなかろうが、どっちでも良いのですが、逆に指板やフレット、ナットやサドルなんかは操作性や音に影響があるので気をつけましょ。
で、画像が見つかったので、指板云々も上げておきます。
ただ作業中の画像はありません。平常運転すぎて撮影とかする暇なく終わるので。
二枚目に色々とオイルが写ってますが・・・結局何が良いんでしょうね。
オレンジオイル、レモンオイル、椿油・・・等等。
ある人はオレンジが良い、と言う。ある人はレモンが良い、と言う。
・・・知らんがな。もうどっちでもいいよw
プロでさえ意見が二分してんだから、あとはもう好みで決めてください。
とか言いつつ・・・僕自身は結構場面によって全部使い分けるけども(←おい)
粘度も保湿力も若干変わるから・・・ま、そこまで気にするレベルじゃないです。家にあるものを使えばよろし。
で、いつも通り指板やらフレットのケアを済ませましたら・・・本格的な作業に入っていきます。
今回はシールド処理とジャック交換ですね。まぁ正直ジャック交換なんてオマケ程度ですが。
シールド処理もいくつか手がありますが・・・今回は一般的な方法でいきます。
ガチな方法は今回がダメだった時ですね。そっちは結構値が張る上に、確実にハイ落ちするからある程度覚悟もいりますし。しかもエクスプローラーはキャビティの部屋数も面積も大きめだから結構大変だし。
てことで一般的な方法・・・なのか知らんが、虎の子の導電塗料を塗りたくっていきます。
ちなみに塗る前ね。
ギブソンの工場の誰々さんのサインが入ってます。ちぃ、覚えた。
相変わらずディープジョイントが分からん・・・。なんで奥まで入ってねぇんだよ・・・。
エクスプローラーはショートテノンなのかな?そこら辺はよく知らん。
サインを消すのは惜しいですが・・・消さなきゃ塗料が塗れないので遠慮なく塗りますw
ついでにピックガード下も塗ります。
ぶしゃぁぁああ←?
ピックガード下は最後まで悩んだんですけども・・・結局塗りました。
単純にトグルしか入ってない場所にこの面積塗ることに抵抗があっただけです。
完璧に導電させるならココも大事ですからね・・・。
で、最も肝心な、アッセンが入っているキャビティも塗ります。
ぬりぬり。
ぬりぬり。
配線が邪魔です。
本当に邪魔です。
こんな邪魔な配線組んだ奴を殴ってやりたい。おう、自分だったぜ。
自分でコンパクトに配線してキャビティ内に収納したがゆえに邪魔くさい・・・。自業自得かな・・・。
さて、これで導電処理は完了です。
とか言うリペアマンがいたら、もうそこに持っていくのはやめましょう。
さすがにいないと思うけど・・・地方のリペアほど信用できないものはない、と最近薄々気づき始めたので・・・。いや、色んな方から依頼がくるので、そういったお話の枚挙に暇がないのさ・・・w
閑話休題。
作業に戻ります。
まず忘れてはいけないのが、ピックガードへの処理。
各ザグリに塗料を塗ったので、この時点で外来ノイズが塗料部分を流れるわけですが・・・そのフタとなるピックガードやバックパネルにも手を加えます。
よくみる銀色のアレです。
このテープも貼ります。
ピックガード下のザグリの一部分だけ塗料の上にはみ出して塗りましたが、そことアルミテープが接する面を作るわけです。
これでひとまず大丈夫。
あとはアースラグを各ザグリに埋めてハンダ付けして、それぞれを裏のキャビティ内のアースに落とします。
これは、表からきたアース線ですね。裏に通したらそれぞれ長さが違ったので、これを揃えてポットの裏にハンダ付けしました。
ぶっちゃけアースが取れるならどこだっていいです。
ついでにキャビティのアースもとっておきます。
これでシールド処理はひとまず終了。
あとはジャックも交換して・・・
配線を弄っているうちに取れたP.U.の結線部分の絶縁テープやらなんやらを直して・・・と。
完了です。
これでアルミテープを貼ったパネルでフタをして終わり。
ただ思うんですよね。
ノイズに関してはそれこそ気になるラインが人それぞれなので・・・これでも気になる人はいると思う。
パッシブ、しかもディマジオ積んでのものとしてはこんなもんかな、と思う自分がいるものの、まだ減らしたいと思う人もいるんだろーなぁって。
幸いオーナーさんからは好感触でしたので、自分の仕事はしっかり終えられた感は得られたから良かったものの・・・ココらへんは難しいところです。
自分の感度っていうものがどの程度なのか・・・人それぞれ使う機材も環境も違うわけですからね。
逆にボクがすぐ分かるのは、音を聞いて「あ、これアースどっか外れてんなぁ」とかそういった構造的な問題点だし、最低限、構造に問題がないとあまり敏感になれない、という欠点もある。
「まぁこんなもんかなー」てなってしまうので・・・こればかりはリペアマンの皆さんが抱える問題ですね。プレイヤーの方との感覚の乖離は極力減らしたいんだけれども。
ていうか、そもそも僕はリペアマンなのか、ていう点で大いなる疑問符がつくわけだがw
今さら何言ってんの?て色んな方々から怒られそうだからやめておこうww
とりあえず工房主です。便利な言葉だなー。
あと個人製作者です。便利な言葉だねー。
まぁ追々・・・考えましょう。
このままでは本業との兼ね合いで確実にパンクする、という自覚があるので。
ましてこのまま動画も投稿して新作の楽器を作り続けるなら、どうなるかなんて考えるまでもない。
おおぉぉ・・・恐ろしい。
自分の身の振り方も考えなきゃなぁ・・・もういい年だし(遠い目)
なんか最後よく分からんことをベラベラとほざいていますがお気になさらず。
そのうち何か進展しましたら書きます。
それまで戦々恐々としながら直します、作ります。
結局僕のようなゴミカスに出来ることなんざそれくらいのものなので。アハハッ
ということで。本日もお疲れさまでしたー。
ほなー。