こんにちはこんばんは。
もう9月も終わりですか。早いものですなぁ。
でもね。あんまりこういうこと言いたくないんですけど・・・、
くっそ忙しいのはなんでだ・・・。
恐れ多くも皆々様、リペアのご依頼ありがとうございます!!
まぁほとんど2回目以上の方々なので・・・納期の件もご理解くださる方ばかりでとても助かりますww
リペアもそうですが、いよいよオーダーのほうも本格化していかなければいかないので・・・というより優先順位では実は一番高い・・・(なぜなら春だか初夏からお話は頂いていたから)
少しでも木工は進めてキリの良いとこまで進めんとリペアもしにくいので。
木屑だらけの中、配線云々だの調整作業はしずらいですからね。もうすでに工房内は結構木屑やら切れ端がそこらに溢れてきているし。
なんていうか・・・塗装作業とかもそうなんですが、木工・塗装・組み込みでそれぞれ部屋を使い分けたいのが本音なんですけど。
そんなことが可能な個人工房とか聞いたことないので諦めましょう、工場じゃないんだから。
リペア作業は基本的に製作でいうところの組み込み段階で行うことが大半なので・・・できればクリーンな環境で行いたいんですよねぇ。
せめて最低限、ボール盤とかバンドソーとか、手押しカンナとか、スペースを取られるものが壁側に下がってくれないと作業しずらくて仕方ないし。
ということで・・・頑張りましょう。
10月は色々と修羅場を迎えそうだ・・・。
いやぁ楽器に関わるのは楽しいなぁ。その修羅場でさえ楽しくて仕方ない。どれも本気で向かい合わなきゃならない案件ばかりなので一切気が抜けないが・・・それでもやっぱり楽しい。
そんな当たり前のことを改めて思うのは絶賛、私生活や本業のほうがボロボロだからww
あぁ、僕自身がどうこうというわけではないのですがね。むしろ巻き込まれている側だから。
いやほんと・・・
本業とか私生活では同僚その他に多大なストレスを頂いているので、ここらで趣味まっしぐらにやってスッキリしないとそろそろリミットブレイクしそうなのです。憤怒でサイヤ人化して限界突破した挙句、超究武神覇斬とか放ってしまいそうだZE☆(古い
まぁいいや。諦めよう。その影響でこっちの工期にまで悪影響が出ているけれど、気にしないようにしよう。
つくづく集団で行う作業に向いていないと思いました。
チームワークってなんですか?がデフォルトな工房主です。こんなんで十年も接客メインの仕事をしているから謎である。
アレですね、気の合う仲間達とBBQ(笑)とかに行ったとして(殆ど行ったことないけどさ)、いつの間にか居なくなっているのは大抵ボクです。
任された仕事を終えた瞬間消えます。いつの間にか帰ってきてます。
よく分からん生き物です。そっとしておいてあげましょう、って昔流行った動物占いの本のペガサスの項目に書いてあったんだ・・・。
さて、そんな益体もないこたぁどーでもいいんだ。
少しは画像と作業風景もないと締まらねぇじゃん?
てことで。僅かですがあげていきましょう。ホントに僅かです。肝心なモノは只今、接着中なので触れるべからずなので。
まぁそっちは製作記事に記載する内容ですからね。
てことで、前回の新作準備の続きです。中身が薄っぺらいからここまで無駄話を引っ張ったってわけじゃないんだよ?
今回もネックの製材についてです。
前回は極限まで薄く挽くまで挑戦していたんでしたね。まぁアホなことをしたものだ・・・。
ただ「分決め」の作業がまだでした。いわゆる板厚を揃える作業ですね。
1.5mm厚のラミネート材のナイフマーク(つまりバンドソーのノコ刃の跡です)を消しつつ1mmに落とし込んで、その1mm厚に他の材も合わせる作業。
あとは3mm厚くらいまで手押しカンナで薄くした材を、これまた2mm以下まで分を揃える作業・・・。
もうこのレベルの薄さになると自動カンナじゃどうしようもない厚さなので・・・。どうやって分を整えるか考えてました。で、色々試行錯誤してみたり。
ちなみに、今年も前回の3本目の時と同様、輸入したボディ用トップ材が夏の暑さで僅かに反りが発生したので、市内の木工家具製作所にプレナー加工をお願いしに行ったのですが(あ、今回は反りが弱かったのでドラムサンダーで簡単に済みました。厚も十分以上残してもらえました)
そこで、ついでにモノは試しに、と前回自分で挽いた1.5mmとか3mm厚のネックラミネート材を見せて相談に乗ってもらおうとしたんですが・・・。
・・・うん。ムリだってさw
だったら最初から突き板用の薄い材を買ったほうが良いよって言われて終わりましたw
・・・いやぁ、そういうわけにはいかねぇんだ。まず水分含有率の問題がある。さらに板取りの問題もある。
ついでに、マホガニーやらウォールナット、その他今後使いたいブビンガやウェンジなんかの薄い突き板(しかもネック用の板取りも考慮してあるそれ)なんか都合よくあるわけない。・・・というかそれじゃ面白くないじゃん?(本音)
ということで、あまり期待はしていなかったけれど、・・・うん、相談の結果は芳しくなかったよ。
むしろ、「コレ、自分で挽いたの?」ってドン引きされたんだけど・・・あのくらいは個人製作の諸先輩方なら楽勝でしょう。多分。
そっからバンドソーの話に移行してガイドのベアリングは当然つけるよね、云々・・・ノコ刃の目立てはどこに出してんの?ウチは四国まで出してるよ云々・・・ドリフトの調整大変だよね云々等・・・ちょっと意味不明な会話になったけれどまぁ木工やってる人々の会話なんてそんなもんです。
結局、解決策も見出せぬまま・・・。
工房に帰って色々試しました。
とりあえず期待していたベルトサンダーじゃ無理ってのが分かった。そもそもドラムサンダーじゃあるまいし、それじゃ均等な板厚に出来ない。
手作業?ハハッ。今のボクにそんなガッツはないっす。この後、製作工程でイヤになるほど手作業は出てくるのだから尚更です。
ということで。
解決策。
セーフティプレーナーさん大活躍!!
持ってて良かった・・・本当に良かった・・・。
まぁ製作者で持ってない人もあまりいないだろうけど。国内では売ってないから・・・。
1mm以下で厚みを整えるのなら、コイツは使える子です。
ボール盤所持。しっかりテーブルの平行が出ている前提。さらに材の片面が完璧に平面であることが条件ですが、これは使えます。
一歩間違うと部材が吹っ飛ばされるから注意が必要ですが・・・有能。
本来はネックのヘッド裏の厚みを調整するのがメインの使用用途だったりするんだけど・・・結構汎用性が高いアタッチメントです。
これだけで50~60ドルくらいするから安くはないんだけど、個人輸入するにあたってかなり初期にゲットした専門工具ですね。
コレがあるのとないのとでは作業効率がかなり変わるので。
難点はボール盤用なので、集塵がイマイチ完璧に出来ない、ということ。おかげさまで吸いきれない木屑が周りに飛び散っている・・・。専用治具?・・・面倒だからまだ作ってませんw
なにはともあれ。結構アッサリと分が整いました。
厚は、内側のマホガニー2枚が1mm厚。
間に挟むウォールナット2枚が1mm厚。
その外側のマホガニー2枚が1.5mm厚。
です。
順番も全てクォーターソーンとフラットソーンが交互になってます。
で、くっつけていくと。
・・・この作業。意外とタイトボンドの消費が激しいんですよね・・・。
しかも9枚あるから・・・(バカなの?)
途中でずっと使ってきたボンドのボトルがなくなった時は焦ったけど、良かった・・・予備の2本目がすぐ見つかって。
で、固定します。
このサイズのクランプがあまりなくて・・・ちょっと買い足さなきゃ駄目かなぁ・・・。
小さいクランプ含めると何十個持ってるかもう分からんが・・・。
で、完全硬化後・・・手押しで面を整えて・・・
こうなりましたとさ。
・・・うん。
端的に言うと・・・満足いってません。
なにより左端のメイプル材・・・板厚が揃ってないんですよ。
というのも、なぜか挽き割した後、反りが発生していたのか、手押しで修正かけたんですが・・・その影響で厚が真ん中や右端のメイプルに比べて薄い。
実際使えるかはまだなんともいえません。・・・大丈夫だとは思うんだけど。
あとは・・・しっかり真ん中まで接着しているか、ですね。こればかりは切ってみないと分からないので・・・それを見てからですかねぇ。
別に無理してこの構造のネックにする必要もないので・・・別にメイプルの3ピースでもいいわけで。
中の状態如何によっては全く使えない恐れもあるので・・・まだ使うかどうかは保留です。そろそろ中、切ってみないとなぁ・・・あー怖い怖い。
ただ、断面を見ると、やっぱり綺麗。・・・サンドイッチが食べたくなりますね。
ただ、左のメイプルには困ったなぁ・・・反りばかりはなぁ・・・どーしようもないしなぁ。
まぁ・・・次は頑張ろう。
そして次はいきなり9ピースとかいう限界に挑戦するんじゃなくて、3ピース・・・せいぜい5ピースくらいでやろう。まぁほぼ確実に問題なく作れるだろうけどもw
ということで。
ここ最近のボクの行っていた苦行作業でした。
実質何も進んでいないと言われりゃそうなんだよねwwただただ腕は上がっている気はするけど。
こういう積み重ねが次に繋がると信じていきましょう。そんで、いい加減そろそろ製作記事も書きます。
ではでは。長くなってしまいましたが・・・。
お疲れさまでしたー。
ほなー。