木材が届きましt・・・えっ。

こんにちはこんばんは。

 

 

ここ最近は雨ばかりでジメジメしてますねぇ・・・。早く秋になあれ。

 

 

 

毎度時節の冒頭を書くのも考えるのが大変になってきたので今日はこの辺で。

 

さっそく本題に入りましょう。

 

 

まずはこちらをどーぞ。

 

 

中途半端なフラッシュのせいで影になっちゃって見えずらくてゴメンネ。

 

 

 

さて、これはなんでしょう?

 

 

 

ていうか・・・マジで。コレなに・・・。

 

こんなもん発注した覚えはないww

 

 

あ、話が見えないですよね。申し訳ない。

 

 

発注していた材が届きました。

カナダより船便で。

 

まさかの30日ほどで届いてしまった・・・。

 

前回は50日かかったのに。むしろそれでも早いと思ってたんだけどなぁ・・・。

 

 

マズイ。まだ全然準備できていない・・・!

 

 

正直9月の半ばあたりかな、と思っていたので、色々計画が狂ってしまいました。

 

 

 

まぁ仕方ないですね。少しうちの環境に慣れさせておきます。

 

基本的に木材、特に輸入した場合は、たとえシーズニング済みであっても、多少置いて環境に慣れさせてやって狂いや反りを出してあげないといけないので、加工は少し待たなきゃならないんですよね・・・。

 

まして杢入りの部材だと反りも高確率で発生するのでなお更です。・・・ホント、杢目が綺麗な材って本当にいちいち面倒くさい子達ですね、ああ愛おしい。

 

 

 

 

で、冒頭の画像に戻るわけですが・・・おかしいな、こんなの注文してないんだけど。

 

もちろん請求書にも記載されていません。間違えたのかな?それともオマケしてくれたのかな。

日本では結構マイナーな仕入先だし、比較的短いタイムスパンでガンガン発注かけている酔狂なジャップに対する小粋なプレゼントかな??ありがたく貰っておこう。

 

いまいち使いようのない材なんですがね。ええ。

この大きさじゃヘッドストックにも使えないしなぁ・・・。悩ましい。

でもしっかり綺麗なキルトが出ています。しかも形から分かるとおり木の・・・かなり外輪に近いところです。なかなかレア感あるから大事にとっておきましょ。

木の皮に普通に土ついたままだし・・・ビッグリーフメイプルですし、甘い香りもしないね。嗅ぎ慣れたメイプルの匂いしかしない・・・。

 

 

もちろん、しっかり発注かけたヘッドストック用のキルトも届きました。欠品なし!珍しい・・・。

ヘッドストック用キルトに限ってはAAAAAクラス。最上級の杢が出ています。良いですね、別に自分用のギターに使うわけじゃないんだけどw

 

 

で。

今回解せないのが・・・。

 

なんで関税かかってんだ・・・?

我が国の通関さん、なぜでしょうか・・・。

今回発注したのは全て木材です。今までそれで関税かかることはなかったはずなんだけど・・・。

 

というか。楽器用の木材は関税かからないはず・・・?んん?謎です。

まぁそこまで目玉の飛び出る額じゃなかったから良かったものの・・・今後が心配になりますね。

しかも今回は横浜で通関の際に開披して検査された模様・・・。うーん・・・??

 

X-rayで見りゃ一発で分かるだろ、とも思うんですが・・・。あぁ・・・ちなみに、私。船の便は門外漢ですが、一応お空の便は前職に関わってくるので、多少は知っています。というか開披検査してた側だからねw・・・まぁ昔の話です。色々経歴がカオスっている工房主です。テヘッ♪

 

 

さてさて。そんな僕の黒歴史はともかく。本当にブラックだったんだーよ・・・。

 

届いた材を見てみましょう。

 

相変わらず陰になっちゃっててゴメンネ。

 

 

 

上述のヘッドストックの他、

 

トップ材 キルテッドメイプル(アーチトップ用)

ネック材(候補) フレイムメイプル(地味にプライベートストックw)

指板材 エボニー プレミアム(何気にフレイム杢が入ってる件)

 

こんなものですね。

 

 

まずトップ材のキルトに関して。これで・・・AAAAクラスですね。ストラトのようなフラットトップ用だともっと安価で5Aも手に入りましたが・・・アーチ用ではこの時、手に入る最高グレードのものを選びました。

少し悔しいけど、製作3本目の深紅さんのキルト杢よりは遥かに綺麗です。いいなぁ・・・。

 

で、次。ネック材。

これはまだ候補段階です。ネックの構造もまだ本決まりではないので・・・この部材がどの程度使えるかによっても変わってきます。

これで少し反ってきたりしたら(多分あんまないと思うけど)、使える寸法が変わるので・・・。元々ラミネート(多ピース構造)にしようかな、とも考えていたし。

ただ、地味にプライベートストック、つまりAAAAAクラスオーバーです。フレイム(カーリー)の杢がとんでもないよ、とだけ言っておく。

これ単体でクオーターソーン(柾目)なので・・・十分使えそうだけど・・・1ピースだと寸法カッツカツなんですよねぇ・・・。

 

まぁまだ候補段階なので・・・。どうなるかはもう少しお待ちください。ただ、これを使わずに単純にハードメイプルで作る手もありますが・・・どーすっかな。

ただ、このフレイムメイプルのような例を除き・・・メイプル材でセットネックにする場合、ラミネートしないと結構厳しいです。

 

普通のデタッチャブルのネックだとその部材1枚で作れるんだけど。

 

つまりこーいうやつ。

 

だけど、セットネック用の材は基本的にテノンの分も厚みが必要になるので、この画像のよーな材1枚では作れない。

だからマホガニーやコリーナのようなセットネックによく使われるような部材は、最初からその分の厚みを(ネックエンド側に)確保してあるんですが・・・

 

メイプルのセットネックはあまり一般的じゃないので(とか言いつつ普通にありふれてますけどね)、上の画像のよーなネックブランク材を「縦」に貼り合わせて多ピース構造にして作るわけです。・・・だから面倒な上に、その分少し費用も嵩むんだけど。

 

もちろん貼り合わせる上で、板取りの知識も必要になりますし、何より工具・設備的にハードルが高いです。

・・・が。問題ありませんね。今のうちの工房では可能でしょう。暑い暑い言いながら、一応時間を見つけてチマチマと工具仕入れたり調整してたりしていたので(まだ全然終わってないけど)

 

 

 

 

 

おっと、話が込み入ってきたので、仕入れた材の話に戻ります。

 

 

最後にエボニー。

何故かフレイム杢がチラチラ見えます。

ナゼだろう・・・最高クラスのエボニーを発注したつもりではあるのですが・・・別に杢入りは求めてなかったんだけどなw

というか杢目が入るとそれだけで扱いの難易度上がるから止めてくれる??

 

で、杢入りの宿命といえますが。

このエボニー・・・到着した時点で激しく反ってます。ぁあああっく。

 

これを少しうちで慣らした後・・・どうなるかですね。少し様子を見ましょう。

 

もちろん反り修正も出来ますが・・・限度があるしなぁ・・・。

指板に使えるだけの厚が確保できないんじゃあマズイので、反りが酷くならないことを願っておきます。

 

 

 

 

と、いうことで。

 

 

予想よりもかなり早く材が一部届いてしまったので・・・ボチボチ本格的に製作に向かわないと。

 

まだその前段階すら入ってない状況なんですが・・・頑張ろう。カラーサンプルも作らなきゃならんし・・・やることが・・・多い。

 

 

 

まずは何より涼しくなってくれることを切に願いつつ・・・本日はこの辺で締めさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、お疲れさまでした!!

 

 

 

 

 

 

ほなー。

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