こんにちはこんばんは。
イマイチ更新できておらず申し訳ない・・・。
ごめんなさい、本業がガリガリと体力を削ってくれていてですね・・・もうね、忙しくて、ガツガツ作業進められていないのです・・・。
ちなみに先ほど(AM1:00)起きましたw
ダメだー・・・仕事から帰ってくるとパタンと意識が落ちてしまう・・・。
諸々待っている作業がたくさん、ほんとーにたくさんあるので・・・頑張らないと・・・。
製作はチマチマ小物作っているところ・・・。木工も本格的に終盤も終盤ですが・・・だからこそ慎重に慎重になってます。ついでに言うと人様のものだから・・・コレで良いのか?ホントに良いのか?大丈夫か?と疑心暗鬼になっている・・・。
アレだ・・・苦労している分、すでに色々と普通のグレードのギターの次元を逸脱している自負くらいはせめて、多少は、あるので・・・多分大丈夫なんだろうけれど。多分ね。
で、こっちがひと段落してはじめて他のオーダーのほうに移れるし、塗装関係も多いから、全部一緒にこなすために他の子たちも待機中なんですよ・・・この仕事の遅い工房主を。
明日はお休みだし・・・頑張ろう。
で。
今日の記事は、っと。
まずはー・・・こちらをご覧下さいな。
買っちゃった///
ノリだけで発注した。
後悔はしてない。
自分用です。てか、オーダー関係については、材料はすでにご用意いただいてたり、検討中だったりするから・・・完全に自分の子用。
・・・こうしてストックばかり増えていくのか・・・。
トップ材にいたっては数セットがプライベートストックされている他、ネック材や指板材も数セットがストックされているし・・・材だけは溜まってんだよなぁ・・・時間だけがない・・・。
その他、ピックアップ関係も然り、インレイや装飾材、樹脂材など等・・・やりたいこと、作りたいこと、アイデアはどんどん積み上がっていて・・・材も工具も知識も技量も準備完了しているんですがね・・・時間よ・・・よよよ。はよ4月にならんかね・・・めでたく無職に限りなく近いフリーになれるというのに。
おっと話が逸れました。
コイツはバック材です。貼り合わせはまだのものですが。
モノはなんでしょう?って画像だけで分かるのは本職だけでしょうから言ってしまうと・・・ブビンガです。
ずっと使いたかったんだぁ・・・ついつい買っちゃったw
基本的にメジャーな材はほとんど扱ったので・・・少しコアなところを攻めたいお年頃・・・。あぁバスウッドだけまだ使ったことねぇや、ハハッw
紫檀、黒檀、アッシュ、アルダー、マホガニー、コリーナ、メイプル・・・とくれば、そろそろココボロやパドックなんかも使いたいなぁ、と思ってしまうものです。
で、上のブビンガ。基本的にどこも品切れで・・・アイチなんかずっと品切れ状態です。個人的にしばらくアイチはアテしたくないので良いんですが・・・今回はダイキンにて購入。
ここも昔から覗いてはいて・・・良い具合のがやっぱり品不足だったのであまり使わなかったところなんですが・・・良さ気なのを入荷していたので・・・他の方々に先じて頂いてしまうかなぁ、と思って。ちなみに前回言っていたジリコテも入荷していましたね・・・いつ品切れになっても驚かないけど。
画像だと分かりにくいですが・・・中々素敵な杢を出しています。ウフフフ・・・。木の板を眺めて気持ち悪く笑うのは製作家の病気なので気にしないで下さいな。
ただねー・・・問題もあって。
重いんです・・・。
2枚でこの重さ・・・。イヤイヤイヤ・・・。
元々ブビンガは気乾比重の重い材ですが・・・それでも重過ぎる・・・ということは・・・乾燥か・・・。
ダイキンさんは楽器用の部材も売っていますが・・・それは指板材やアコギのサイド・バック材の話。そっちはどこまで乾燥されてるのか知らんが・・・少なくとも今回発注をかけたのは通常の板材。
天乾材ですね。
つまりここから人乾させなきゃならん、と。
ちなみに、当然材が届いたので重さを測ると同時に水分含有率も測ろうと思ったんですが・・・うちの水分計は沈黙したまま・・・。
ナゼだ・・・測れる材はしっかり測ってくれるくせに、なんで肝心なときに役に立たんのだお前は。
てことで、今度お世話になっている木工加工所に持っていきましょ。
この工房を始めてから、いくつか会社さんともお知り合いになっているので、乾燥も相談がてら。
最悪このまま3年から10年寝かしつけとくのも手ではあるんですが・・・早くブビンガ加工してみたいしなぁ・・・どーしたもんか。
ただバイオリンみたいに薄い厚ではないから・・・機械を使わない乾燥だと、どこまで有効なのかも分からんからなぁ・・・。
まぁそれに関しては追々考えていきましょ。
で、この材に関して・・・加工が始まってしまうと詳しく説明する時間も余裕もなさそうなのでココで書いてしまいますが。
前々から音響特性や気乾比重、樹種や産地なんかは勉強していたから知っていたけれど、ひとつ気になる部分があってさ。
導管です。
ブビンガの導管は「環孔性散孔材」とある。
・・・つまりどっちだよwと思ってたんですが、なるほど現物を見てみるとよく分かりますね。
あぁ確かに散孔材だ。・・・でも環孔性だぁ・・・(意味不)
ごめんなさい、説明しずらいっす。
なんて言えばいーんだろ・・・普段から散孔材のメイプルとかアルダーとか、環孔材のアッシュやマホガニーの無垢を日常的に見てりゃ一発なんですが・・・どっちの特徴も見えるわけですよ。
それで塗装時の下地の処理もどーすればいいか、分かるわけですね。コレが分からんと導管むき出しで塗装して酷い目に合うことになるから・・・。さすがに自分はやったことないけど、リフィニッシュや改造の記事や動画でよく見る、塗面がポツポツなってるアレです。
環孔材の導管処理をしていないとあぁなるから・・・アレをワイルドと言って納得するのは・・・僕にはちょっと厳しいかなぁ。
このブビンガ材もそうですが、環孔性散孔材は他にもあって、確かパドックがそうだったはず。まだ扱ったことないので、どんな具合かよく分からんけど。普通は環孔材、散孔材の2択なんですけどね・・・そういう材もあるってことですな。
やっぱり現物見るのが一番手っ取り早い。あとは加工してみてですね。堅い材だから、加工もそれを踏まえてやらなければ(いつやるのか知らんけど)
材もどんどん増えていきますなぁ・・・。
基本的に木材なんてモノは一点ものなので・・・「機会があれば」 「この材逃したくない」と思えば積極的に発注をかけていくもので、こうしてストックが増えていきます。特に杢あり材やコアな材に顕著ですね。海外発注とかだと、さらに世界中のルシアーとの取り合いになるので競合も激しい・・・。自分のよく発注する国のお店なんかは、数日前に一気に仕入れたのに、もうスッカラカンとか結構ザラです。キルトとかは特にね。先週がまさにそうでした。
・・・まぁ今回ボカァ食指が伸びなかったけど、そろそろ時期かな?と思ってチェックはしていましたので・・・したら、あっさり飛ぶように売れたなぁ・・・ていうか、はよアーチ材を仕入れろよ5Aでな。
逆にStewMacやアイチなんかだと、実際に見に行ければ良いんでしょうけど、遠いからそういうわけにもいかないし、・・・サイトだと発注かける材が1つ1つ見れないのがネックですね。
・・・正直いうとそれって結構致命的です。潰しやバック材程度ならなんとか我慢できる程度・・・最近それさえ厳しくなってきているんだけども。
どうしてもそういう大手だとメーカーに持ってかれるからなぁ・・・僕ら個人じゃどうやっても勝てないんですよ。
だからそれぞれの材ごとに画像を載せてくれている独自の仕入先から1点ものを狙うことになる。・・・まぁそのほうが一点モノのオーダー製作には強いんですけどね、ちょっと値は上がるけど。安定供給できないものをメーカーはレギュラーラインに乗せられないので・・・「質」の一点だけでは勝負できます。
作るのが楽器である以上、何よりも「質」が、その「音」が優先される世界なので・・・資本主義的な薄利多売の製造業の中でも楽器製作はなんとか踏みとどまれているのかもしれませんね。
まぁそんなことを言いつつ・・・。
明日はガッツリ作業を頑張りたいので、寝ます!じゃないと本当に間にあわねぇw
てことで。本日もお疲れさまでしたー。
ほなー。