こんにちはこんばんは。
10月ですね。やっと涼しくなってきました。
いい時期です。そして10月の最初から連休です。やったぜ!
給料日前で金欠だし、これはもう「とっとと製作しろや」って天が言っているんだね!
喜んで引きこもります!この連休で少しでも進めなくては。
ってことで、今回は三台目の製作記事です。
まぁ前回からほとんど進んでないんですけどねw
まずは前回の時点では届いていなかったパーツ類を最初に載せときます。
今回はお馴染みStewMacより輸入。
ペグとブリッジです。
コストの面でFRTオリジナルは泣く泣く諦めました。まぁSchallerなら一応安心だろうってことで、コイツに決めました。安かったしね。
ちなみに$154でした。
(ちなみに国内でコレを買おうとすると、もう一万は吹っ飛びます・・・だったらオリジナル買うわい)
安心と信頼のmade in Germanyです。
んで、ペグは世界に誇る日本のGotoh MG-Tです。ヘッド裏で固定するロックタイプですね。
普通のマグナムロックも好きですが・・・こっちのほうが楽そうだからw
正直、フロイドローズってだけでも調整が面倒なので、ペグは楽なのに越したことないだろうっていう甘え。どーせナットでロックするんだし。・・・勿体ないお化けが出そうだ。
一応このマグナムロックトラッド(MG-T)とシュパーゼルのトリムロックで悩んだのですが・・・後者がサテンゴールドしかなかったようなので諦めました。
ついでにこいつは$75。国内より安い・・・かったのですが・・・音家さんがつい先日値下げしたようなので同じくらいになったようです。なにこのタイミング・・・内外価格差を揶揄してやろうと思ったのに。
とりあえず届いたパーツ類はこんなもんです。
他にも工具類もちょっとだけ輸入していますが・・・それはまた別の記事でまとめます。そのうちね(予定は未定)
こいつらが届いたのが結構遅かったため、イマイチ製作は進んでおりません。まぁ仕事やリペア依頼その他諸々もあったので、そっちを優先していました。
たいした進行度ではありませんが、少しだけ進んでもいますのであげていきましょ。
まずは前回・・・ブックマッチとトップ材のボディシェイプをカットしたところでしたね。
んじゃ、早速続きをみていきましょー。
トップ材の処理が終わったので、次はバック材のコリーナをカットしました。
基本的にはトップ材をガイドに、トリマーでカットしました。当然コロ付ビットありきです。
で、次にいよいよボディを貼り合わせなきゃならんのですが・・・その前に。
前回のブックマッチ後、トップ材のセンターが浮き上がっていましたので、平面を出す作業があります。
というか、この作業が長く、辛かった・・・。
近所のホムセンで売っている安いMDF材に120番のペーパーを貼り付けて、ひたすら削る。
ひたすら削る。ただ、それだけです。
無心です。
特にこれ以上の画像はありません。だって無心なんだもの。
作業中、たまに「くそったれー」とか呟いていたり、「フフ・・・フハハハハハ」と笑っているくらいです。別に問題ないですね。
で、平面を出しましたら・・・今度はバック材の平面出しです。とはいえ、こっちは2ピース材で最初から貼り合わせてあり、しっかり平面も出ていたので、単純に接着面を軽く整えるためのものです。
こっちは無心でやるほど精神力が削られないので作業中の画像が残っている模様。
トップ材も主にこうやって平面出ししました。
この削って削って削って、スコヤやスケールで確認、まだか・・・削って削って確認を何回繰り返したんだろうか。記憶にないな。
で、とりあえず接着面が整ったので、いよいよ接着です。
みんな大好きタイトボンドさんの登場。
塗りたくります。タイトボンドのストックが地味にあるので惜しみなく使います。
あ、もちろん接着面はお湯とウエスで拭いています。
で、トップとバックのセンターをしっかり合わせて・・・少しずつ固定していきます。
いきなりやってもどーせズレるので。ゆっくり・・・迅速に行います(?)
あとボンドがダラダラとたれてきますので、適度に拭きつつ行います。
で、少しずつクランプを強めたり、追加したり、もしもまだズレが起きるようなら調整したり・・・大事な作業なので結構神経を使いますね。
で、一通り終わりましたら、こうなりました。
うん・・・まぁギター作ってる人間には見慣れた光景ですねw
クランプは・・・恐らく20本前後は使っています。
本当はカムクランプとかあったほうが良いんですけど。
これでもまだ若干足りないんじゃないかな・・・。
で、こうなるともうボディにはしばらく手が出せなくなるので、一日の終わりになります。
一服して、木屑と木の粉に塗れた自分を洗って翌日の仕事に備えます。
次の日。
24時間経ったので、クランプを外し、
垂れて固まったり、サイドについたボンド(←作業中拭いていても、ちょっとは残るので)を綺麗にしつつ、サイドをペーパー類で削って、最終的なボディシェイプを仕上げます。
うん、良い感じ。
頑張った、おれ超頑張った。
初めてのブックマッチからの製作だけど、大丈夫そうです(ここまでは。あくまでここまでは。)
まぁ・・・ここまでは根気が試されるだけで、技術的なモノはたいして必要とされてないんでしょうけどね・・・ハハ・・ハァ。
むしろここからですよ・・・まだやってないけど。てゆーか、カッタウェイどーすっぺw
ここからザグリをいれていく。P.U.ザグリはともかく、ネックポケットとブリッジのザグリが鬼門です。特に落とし込みだし。
さらにアーチトップなので、当然ネックに仕込み角をつけて・・・あぁ考えただけで恐ろしい。失敗する未来しか見えない・・・頑張ります。
さて、んなこと言ってる暇があったら作れ。ということで、一応同時進行でネックも作ります。
パーツ類が届いて、もう何も待つ必要がないので、暇と体力さえあれば進めていきます。
こっちもさして進んではいませんが、まずはトラスロッドの溝を掘っていきます。
トリマーさぁぁああん!
あ、うん。
もうね、あんまこういうこと言っちゃダメなんだろうけど・・・慣れました。
トラスロッドは何のギターを作ろうと絶対必要な作業なので、すでに三本目。
慣れました。
いや、もちろんすごく集中してますよ?だってトリマーさん相手に一瞬でも気を抜こうものなら、最悪指が吹っ飛びますから。
なのでかなり神経を使ってやってはいます。当然この溝も2~3回に分けてザグっています。というか数回に分けてザグるのなんて常識の話。
みんなそれで痛い目を見るのだから嫌でも学習しますわ。
1本目の時には盛大に溝がチップ。
2本目のカラスさんの時は慎重に万全を期して、軽くドレメルで掘ってからトリマーを使用。
3本目。なんか・・・もう普通にトリマー1本でいけました。慣れって怖い。
で、次。
ロッドの調整部分のためにザグリを拡張。
数種類のドリルビットを使って大きくしていきます。
※下にあるのは安物ドリルインパクト。回転数不足でつっかえねぇなぁと思って振動ドリルに切り替えたため下に放置されていたり。
拡張部分が少し汚くなってしまうので、この後少し整えます。
試しに途中でロッドをはめてみたよ。
画像が汚くて申し訳ございません。
というか、画像内の木屑が多くて申し訳ございません。
まぁこんな感じですね。
ちなみにロッドですが、これはStewMacで$11くらいのもの。
長さが460mmあります。
逆にギターワークスさんのは少し短いんですよね・・・作るネックによっては足りないこともありますのでご注意ください。
たまにトラスロッド溝加工のときに「あれ?蓋はしなくてえーの?」的なご質問をいただくのですが・・・
基本的に指板面にくるほうが平らになっているロッドにはいりません。
ただし。前提として指板接着面とツライチになっていることが大原則です。
それが出来ていないなら端材で蓋をしたほうが良いと思いますが・・・個人的にネックは出来るだけ薄めが良いのもあって、下手に深く掘りたくないので、ここは極力蓋をしないようザグリを掘ります。
まぁこういうロッドじゃない場合、埋木をしてキックポイントを作って・・・といった作業が入ったりするのですが・・・うん、闇が深くなってきた。そういうのは他の諸先輩方の製作記のほうが詳しいんじゃないかなぁ(説明放棄)
で、とりあえず溝がある程度掘れたので、ついでにヘッドの耳もつけてしまいます。
これも毎回作るときは必ず行うことなので・・・慣れましたw
いつものよーに接着面の研磨。
今回はカンナがけも必要なかったので下準備もアッサリ終了。
濡らして拭いて、ボンド塗って、段階的に固定して・・・完了です(雑)
で、次の日になりましたら、クランプを外し、ヘッドトップを研磨し整えます。あ、裏はどうせ大部分削るので整えませんけども。
こうなりました。
うん、大丈夫ですね。
あとはこの上にヘッドプレートを貼っつけるわけですが・・・
いまいち、ロッド用の穴が気に入らないのでまだ出来ていません。急ぎじゃないのでのんびり作っていきます。
と、まぁボディ、ネック共にこんな具合ですね。
まったく作業は進んでないのに、嫌に文章量だけが多い記事になってしまったwwまぁいーか、いつものことだし。
このあとからが本格的に難しくなる作業ですので・・・頑張ります。
こんな記事にお付き合いいただきありがとうございました!
それでは、近いうちにまた順次更新していきますので、機会があればまた覗いていただけましたら嬉しいです。
それでは本日もお疲れ様でしたー。
ほなー。