こんばんはこんにちわ。
本日もお疲れ様でした。
さ、今日も今日とて更新していきましょ。
このブログは不特定少数しか見ることはないだろう、と確定しているので気楽に更新できていいですね。
趣味と実益100%で書けるのは楽しいです。需要はないだろうけど!
早速少し本筋から外れますが、昔のブログを発見しました。およそ6年以上前のアメ○バブログです。
(まだページ残ってたんだww)
なぜか奇跡的にログイン出来たので軽く読み返してました。
さらに、なぜか思い出したかのようにコメントやら読者がついてました。最終更新6年以上前なのにね、おかしいですね。
でも当時のブログでもやっぱりギターの話題は多かったです。あの頃は今よりもっと下手だったので頑張って練習していたようです。音楽理論も、各種テクニックも、即興フレーズもロクにモノになってない頃ですね。
しかも所持ギターもアコギ2本、エレキ1本という正常な頃。
ジャックが調子悪いと嘆いていたり、新しいギターが欲しい、とよく記事の中で言っていました。
その最終更新の数ヵ月後にはようやく念願のエレキをゲットしたようです。
どのギターが良いか、ネットでたくさん調べたり、実際楽器屋さんに行って眺めていたのは良い思い出です。
今ではもう販売はしていないようですが、ここ会津の楽器屋さんにもお邪魔した記憶もあります。
ストラトタイプは持っていたから、どうしてもハムが載っているものが欲しくて・・・レス・ポールか、はたまたルシールなんていいな、とも思ってましたが・・・結局買ったのはこいつ。中古です。

画像の日付みたら正確には7年前ですね(笑)
お金もなかったのでギブソンを買えるわけもなく・・・。
皆さんご存知Epiphoneです。
正確には、今のエピではなくEpiphone Japan時代のES-335(セミアコースティックギター)です。
何それ?現行モデルと違うの?って方はググってください。メーカーがちょっと複雑な歴史を辿るので、説明するのがめんd・・・大変で。
シリアルから、製造は寺田楽器のほうですね。Orvilleファンの方はこれだけで分かるはず(投げっぱ)
言うまでもありませんが、作りの良さは現在のDOT(今でもかな?)とは全く違います。ちなみに中古のくせに価格も3倍ほど違いました。今ならもっと安いのでしょうけど。←調べてみましたが、あんま購入時から値段は変わっていない模様。
2ハムのピックアップにSeymour Duncanが載っている、当時の僕はそれだけでテンションが上がりまくったものです。
この子を4、5年ほど弾き倒しました。ミディアムスケールは弾きやすかったし、それまでの安物ストラトと違って指板もしっかりしていたので、きっちり上達できました。こいつでライブとかもやってたし。
指に出来た豆を潰して潰して潰して、最終的に血豆まで潰して、指板に血をつけながら弾きまくったおかげで、当時付き合っていた女の子との、別れた悲しみを忘れられました(笑)ヤケクソとも言いますね。
そんな大事な大事な思い出深いES-335さんですが、弾きまくったおかげでガタがそこら中にきていたので、リペアしました。時系列的には前回のMagnaさんの少し後かな。
本当はちゃんとしたプロに頼みたかったのですが・・・。
どこのショップに持って行けばいいのか・・・。当時住んでいた山形の、いつもの楽器屋さんはあまり愛想が良くなくって。
本当に大切で大切で、だからこそ、信用のおけない他人に任せたくなかったんですね。
当時の自分を愚かとは思いません。だってそれだけ愛着があったってことなのだから。例えそんな高級ギターでなくても、貧乏学生だった僕には精一杯のギターで、それだけ大切にしていたのですから。
楽器屋さんのプロリペアマンの方にとっては仕事で直す安ギターの一本でも、自分にとってはかけがえのない一本ですからね。
とか言ってると、今やってる自分のリペア業を全否定しているようですがww
だからこそ、人のギターでも大事に大事に扱いたいな、壊れたまま放っておきたくないな、と思ってしまうわけです。まぁ依頼の楽器を見たら、どれだけその人が大事に弾いてきたか、ある程度分かってしまうものですから。
ああ、また話が逸れた。いつの間にか小っ恥ずかしい自分の信条語ってた。忘れて下さい。
ES-335さんの話ですね。この子はフレットの磨耗が激しかったので、リフレットをして、さらにガリノイズとフロントVo.のポットが死んでいたので、配線総とっかえもしました。いやぁ死ぬかと思った。セミアコの配線交換は本当に地獄でしたわ。初挑戦だったので、一晩中発狂しながら格闘していた記憶があります。
なんで1から配線組む最初の楽器がセミアコなんだよ・・・どんだけドMなんだよ・・・とか思ってやりました。いや実際コレのおかげで普通のソリッドギター、ベースの配線修理はかなり敷居が低くなりました。
とりあえずリペアの画像でもあげていきます。
まずリフレットですが、途中の画像がないの・・・。ごめんなさい。
フレットを抜く、指板保護をして、溝の掃除をする、フレットを打ち込む、という肝心の画像がないので、そこら辺は今度また別のギターの修理風景を御覧下され。
途中からですが。もうこれ、すり合わせの風景と変わらんな・・・。
打ち込んだ後の画像ですね。
むー・・・この頃は修理画像を上げることを念頭に置いてなかったから、見ずらいし工具が映ってないですねw
とりま、フレットレベラーでエッジを落として、R付きのサンディングブロックでフレットが均一になるように削っていきます。俗に言うすり合わせの作業ですね。
フレットタングニッパーがないから、これ・・・バインディングに載る部分は削って平らにしてるんですよ・・・それが一番精神的に辛かった・・・。
その後、フレットファイルでクラウンを削りだして終わりです。無心でやっていたのか、その過程の画像が欠如していますが。
あと、いきなりフレットの打ち直しだの、すり合わせだのをこのES-335で実行できるわけもなく、この子の前にジャンクの子で、1本試しに打ってみたりしてます。流石にいきなり本番はムリです・・・。
いきなり本番はむしろ次の配線総交換のほうですね。
こっちの工程は比較的画像が残っている模様。
配線を引っ張り出してます。マスキングくらいしなよ・・・当時の自分・・・。
パーツ類です。国産500kΩのAカーブとトグルスイッチ、ジャック、馴染みのオレンジドロップとベルデンの配線材ですね。ちなみにハンダはケスターを使った気が。いちいち贅沢なこった。
サーキットの完成。セミアコの場合、こうやって一度完成させてからじゃないといけないのです。
素人感が素晴らしい配線ですが、イモハンダにはなってないですね、ならばよし、過去の自分。
こっからは地獄の作業です。むしろここまでは比較的簡単なのです・・・。
ここから小さな小さなFホールに全てを入れていくわけです。そして小さな穴からジャックやポットのシャフトを出していくのです・・・。
このイライラ感・・・リペアマンがリフィニッシュと並んでやりたくないリペアの1つと言われる所以です。
お蔭様で途中の画像がないwどんだけ余裕なかったんだろ(苦笑)
コツ・・・というか必須なのはシャフトやジャックが出る予定の穴から紐を通してポットやジャックに繋げて、しっかり穴まで導いてあげることですね。途中で紐が外れたりすると本気で泣きたくなります。ああ思い出したくない。今ならもっと効率よくできるはずですけども。
で、肝心の画像がないので。すみません、近年の画像で勘弁して下さい。
しっかり今でも現役で鳴ってくれています。
というか、配線を総交換するだけでここまで音の性格が変わるか、と衝撃を受けたほど。
セミアコ特有の甘さが鳴りを潜めて、倍音がかなり豊かになってくれました。なにもそこまで攻撃的にならんでも・・・とか思ってしまったほどなのだから、恐ろしいものですね。
とはいえ、やはりセミアコの音はセミアコの音。
曲中でどうしてもそういった音色が欲しいときはしっかり活躍してくれます。要は音作りですね。
リフレットと配線交換。
この辺までくるとリペアの中でもそれなりの難易度になります。
ようやく一般のプレイヤーの方にはあまりお勧めできない領域に入ってきましたね。
かくいう私もこの後、数本、十数本とリフレットや配線修理を経験して、ようやく近頃身についてきたかな?と実感出来てきた具合なので、あまりお勧めはしません。特にネックやフレット関係はデリケートだし。
よく知らない人に任せたくないから、という理由で身につけた技術ですが・・・正直ここまで出来るようになる予定はなかったのです・・・。まして自作で1から作るようになるなど、7年前の自分が聞いても全く信じないでしょう。
分からないものですねw
そういう意味で、当時の愛想の悪い楽器店の店員の方には感謝しています(嫌味)
お蔭様でちょっとだけ人よりギターに詳しくなれました。
もう買うものが毎回決まっているので、今更楽器屋さんに行くこともほとんどなくなってしまったけれど、行くとやっぱり楽しいですよね。
まぁ、もうここ会津にはほとんどないんですけれど・・・。
ふぅ、すっかり長くなってしまった。
今日のところはこの辺で。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
それでは失礼します。
ほなまたー。