ノブ製作ほか、いつもどおり中身の無い雑記。

こんにちはこんばんは。

 

 

お久しぶりです。

書こう書こうと思っているうちに、いつの間にかお盆になっていましたごめんなさい!

 

 

あ。お仕事はちゃんとしていました。

涼しい時間を狙ってチマチマ進めております。

 

ですのでネタはたくさん溜まってるんですよね。ただ書いていないだけで。

 

結構順番が前後しちゃったりしてますが、まだ記事で上げていない子だと…さかのぼれば6月くらいにお渡し完了した子の記事もまだです。

順次あげていきましょ。

 

あとお渡しを終えていない子もボチボチ…。オーダーの子も最終調整終わって最後に撮影や音撮りしたら梱包してはよ送らないといかんし、ジャズべもそろそろですね…。お待たせしまくっているストラト2本…リフレットやザグリ拡張にもようやく手をつけられそう。今月中にいけるかしら…。ムリかな?ムリか。ムリでした。

 

 

あとは…そのほか全部塗装です。何本あるんだろ。

いま塗装中の子やこれからまた新たに塗装に入る子、木工を終えてからフィニッシュに入る子…これから送られてくる子。

 

…まぁ大丈夫でしょう。多分二桁には届かないので、順繰り進めていきましょー。

 

 

とにかく目下溜まっている記事を書かなければ。動画も作らなきゃ。

 

 

で、今回は近況のほか、いただいているお仕事以外のことも書いていきたい。

 

というか何あったか自分でも忘れがちなので、覚書き程度に書いてかんと忘れてしまいそうだから。

 

 

 

で。まずは作業前に…仕入れたものから。って言っても必要なものばっかりなんですが。

 

 

 

これは比較的最近。

愛用のサンディングペーパーです。

 

毎度買いなおすのも面倒なので最近はこうやって消耗品をまとめ買いしています。

 

ちなみに個人的に木工で一番使う100番ですね。

普通のロールタイプのもコスパが良いので使いますが…精度が要求される部分ではこういう接着タイプをよく使用します。

こんなん10本セットでもあっという間になくなるから困る。費用対効果悪いんだよなぁ・・・。

 

 

マスキングやスコッチテープ、コンパウンドやオイルにサンディングペーパーなんかの消耗品は人によって好みや使い心地が違いますので…みんな色々試して最適なのを使ってんじゃないかな…。

まぁこんなもんは日常的に使うものなのでこのくらいで。

 

 

で、次。

 

ちょっと前に仕入れたものです。

名前は確かフラットドリルビットだったかな…?

 

お恥ずかしながら数ヶ月前まで存在すら知らなかったアタッチメント。不勉強でごめんなさい。

使用用途としては、大きめの穴をあける際に使うものですね。

 

正直、大きな穴をあけるならザグリビット(≒ボアビット、フォスナービット)があればそっちのほうが構造上、遥かに精度も安定度もあるはずなので、コレをわざわざ使う利点はないんですが…。

コレを改造して使うと、懸案事項の一つが解消されそうなので。

アレですね、毎度頭を悩ませてくれる、PRS系のスイッチノブ等の落とし込み加工に使えます。

ちょっと刃の部分を削ってから研がなきゃならないし、卓上グラインダーなんぞ持ってないから改造が手間ではあるんですが…あったらメチャクチャ便利そうです。こんな形状のビットがあったなんて知らなかったからなぁ…。

コレで今後は上手いこといきそうです。つってもそれ以外の工程の手間に比べれば、あの落とし込みの手間なんて霞むんですけども。

 

フラットビットそれ自体の存在は海外の工房さんの動画で知りました。結構有名(だと勝手に思っている)なCrimson Custom Guitarさんで紹介されてました。スキンヘッドの見た目は大分恐ろしいけど、腕は確かな彼、実は結構面白い人です。

ビットの存在を知ってからドコをどうやって探したか忘れましたが、結構苦労してフラットドリルビットを探し出したんですよね。

製作系の動画とかサイトとか見ても、工具の名前を知らなきゃどうにもならないことも多々あるので…。

 

 

で、そんな仕入れたものもありつつ…。

 

地味にお仕事以外にもいろいろやっておりました。まぁ結構な数失敗して試行錯誤繰り返しています。

 

 

これは…元職場の人からパクっ…いただいた石英ですね

鉱石加工の試しがてら削ってたんですが、モース硬度7でも硬い硬い。

滑石クラスならともかく、このレベルになると手持ちの工具だと結構厳しめでした。ただ色々試したり勉強してみて、なんとなくやり方は分かってきたので、これから要練習ですね。もう少し習熟しないと鉱石インレイは難しいし…。

 

で、次。

 

型です。

ピックアップカバー製作中…。

もちろん木製も考えていますが、そこはそれ。

木工のほうが手慣れているぶん、敷居は低いのでこっちを先にやっています。

 

後述しますが、最近はこういうシリコン型の製作のほうが多い気がする…。

 

 

気温が毎日35℃超えてくる日々だと、汗だくで木工や塗装にも支障が出てくるので、隙間時間にこんなことばっかやってます。

 

 

で、その際使用するのはこーいうものたち。

シリコンだったりクリスタルレジンだったり。

エポキシ樹脂とかはインレイなどで日常的に使用しますが、このクリスタルレジンは滅多に使いません。

 

製作にも最後に使ったのは2本目カラスだったと思う。アレだって、電飾埋めたり、光ファイバー埋めるのに使っただけで、普通の製作だったら全く必要ないものですしね。

 

よく使うエポキシとかと使い方はほぼ変わりません。結局は同じ樹脂だし、主剤と硬化剤の2液性だし。ただ硬化後の綺麗さは全く違うし、硬化時間も結構違うので使い勝手は地味に違うんだけれども。

 

 

 

で、シリコンはこんな風に型取り用に硬化させて…(猛暑なのであっという間に硬化します)

 

 

 

色んな型が作れる、と。

 

やってみると結構面白いです。

 

 

 

あとは上記のクリスタルレジンに着色したりして、型に流し込んで硬化。

 

 

 

色んなノブが出来上がる、と。

 

この段階では試作第一段階ですが…

 

 

ポットシャフトにも対応して穴も成形しているので、普通にノブとして使えます。

コレは後から穴をあけて再度シャフト径に成形することも出来るので、どっちが良いということもないんですが…。

 

 

で、こっから更に手間も加えます。このくらいなら別に誰でも出来るし、わざわざ作るほどのものでもない。

 

ここらで一度木工に戻りまして…

 

 

いらない端材から材料を切りだします。杢が激しいカーリーが欲しかったので。

 

コイツは例の9ピースネック材のカットした後の余りですね。

あと丸々ネック一本ぶん残ってるから…そっちもはよ使いたいんですが・・・。

 

いま思ってもマホガニー1mm厚とか…よく挽いて厚さ調整したものだと思う。2~3mm以下になると、手押しや自動カンナでは相当本格的な機械じゃないと多分ムリです。

セーフティプレナーの利便性と汎用性に助けられました。ちょくちょくセールで安くなってるみたいですし、若干複雑な気持ちですが…持ってると製作が捗るのでおススメのアタッチメント。海外輸入するだけの価値はあります。

 

で。

 

 

丸型に抜きます。

 

 

 

 

結構アッサリ抜いてますが、この大きさでセンターに穴開けずに丸く抜くの…結構難しいんですよね…地味にコレも失敗してます(テヘッ

 

 

んで、PCでデザインしたインレイを縮尺調整して出力。

 

 

 

切り出し。

 

もう慣れました。

 

あ、このデザインには黒蝶貝を使ってます。

 

 

 

んで、いつも通りのインレイ。

左側の鳥はアバロン(パウア貝)+マホガニー(※お腹部分)でインレイ。

 

あ、鳥の種類なんてのは分からなくていいです。

 

そもそもPRSのバードインレイだって、事前情報なしで全ての鳥種分かりますか?って話だし。

ちなみに上記の2種類の鳥はカワセミとヨタカ。カワセミに木材(マホガニー)を使ったのは、なんとなくウッドインレイしたかったからってのと、カワセミの色味も素材で使い分けたかったから。

 

あと敢えて黒蝶とアバロンでそれぞれメインを使い分けました。宮沢賢治、大好きなんですよね。

 

 

 

 

で、着色したり細々とした装飾をしてこっちの木工はだいたい終わり。最後の仕上げ待ちです。

 

 

 

上の鳥達でなんとなく要領がわかったので、効率も良くなるように工程の順番などを大きく変えつつ進めます。

まずは他のデザインも出力して切り出し(細かすぎてチョイチョイミスってます)

 

 

これらも全てインレイしたのち…円柱状に切り抜き出して、先ほどのように着色、装飾後…

 

 

 

試作段階で作ったシリコンの型に入れてレジンとともに封入。

 

 

が…

 

ちと気泡が入ってミスってしまったので…一度やり直して、

 

 

 

 

 

完成。

赤青黄色で信号機みたいですが…完成1号としてはこんなもんですね。3原色揃えときゃ大体のボディの色に対応できるだろうし。

 

黄色の2羽はありふれた鳥デザインですが、赤とか青はモデルの判別が結構難しいです。というか全部分かる人がいたら逆にすごいと思ふ。

てか23mm径の円の中に収まるようにデザインを縮小すると細部がつぶれちゃってシルエットだけじゃ厳しいんですよ。

もっと魅力が伝わるようなインレイをデザインしなくちゃいけませんね…。デザイン作成中の製図段階において、PC前で一番集中して力を入れた人魚の乳がこのサイズじゃ何も伝わらんじゃないか。

 

インレイのモチーフに関しては鳥だの花だの動物だの…色々ありますが、結局はシルエットでしかないわけで…ありふれているし中々面白いデザインってないんですよね…。僕ももう少し分かりやすく作れるように頑張らないと。

 

ちなみに上の完成品を見せたところ、分かってもらえたのは鳥、魔女、死神、人魚だけ…おかしい、一番簡単なのイルカじゃないの、なにを見てんだ。

 

 

 

 

…とまぁそんな具合で隙間時間に色々やっていました。

 

ピックアップカバーはまだ形にはなってませんが…追々ですね。木製でも作らなきゃいけないし、そのほかピックガードやピックアップ用のフラットワークも作ってみたいし。とりあえず一番楽な?ノブがある程度形になってきたので良かった…。

樹脂ノブは普通のノブとそう変わらんからわざわざ作る必要もないし、木製ノブなんて皆作ってるからどこにでも溢れていて新鮮味がないから、インレイ含め全て組み合わせてみましたが…まだまだ改善の余地がありますね。もっと色々考えていきましょ。

 

 

 

 

っとそんなグダグダ最近の作業(お仕事以外)を書いていたら長くなってしまった。

 

 

次はリペアや製作の記事のほうも更新していきます。

 

 

 

 

 

 

それでは、本日もお疲れさまでした!

 

 

 

 

 

ほなー。

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