塗装、試行錯誤中①―Aniline Dye―

こんにちはこんばんは。

 

 

眠い・・・腰痛い・・・臭い・・・。

 

 

なんだ・・・おかしい、この日常はヤバイ。

 

あ、退職まで10日を切りました。こっちでもあっちでもやることありすぎて中々修羅場ってきた。いやぁ楽しいなぁっはっはー。

 

 

 

で。眠いのは寝てないから当たり前。それは別にいいんですよ、今さらだし。

 

そんで腰が痛いのも当たり前。仕事終わって帰ってきてからも作業やってんだからそれも良いんです、今さらだし。

 

で。臭い・・・。これはなぁ・・・いま塗装ばっかしてるから・・・これも仕方ない・・・。

 

それでも工房内が溶剤臭くてかなわん。

きっとホルムアルデヒドひどいんだろーなぁ・・・見えないからよく分からんけど。

 

思いっきり毒物ですからね・・・皆々様もニトロを普段使いしてる時は気をつけてくださいな。

 

 

そんで最近はちょうどいい機会だから塗装も色々と探ってます。

 

 

少し前にようやく手に入れました。

 

 

アニリンダイ(Aniline Dye)

 

いやね・・・ちょっと前にお客さんとお話していた時に話題に上がったので、・・・ちょっと試してみようかな、と思いまして。

有名どころだとレスポールのバック材なんかに使われている染料ですね。

 

結構昔からあるものです。

前々からパウダー状のステインを使ってみたかったので。

 

 

使用感は後述しますが・・・ネットとかで調べると意外なほど情報が落っこちてないんですよね。

 

で、使っていても精々が環孔材のバックなんかに使う目止め着色。

 

との粉に混ぜて使う方法ですね。もちろん海外のルシアーだともっとトップ材とかにも使っているんですが・・・国内だと異様に少ない。

 

ていうことで、なにより自分で使ってみるのが一番だな、と思いまして。

 

 

ちょうどカラーサンプルも作りたかったし、良い機会なのでいろいろ試してました。

普段はポアステインでシースルーカラーを作るけれど・・・慣れたものばかり使っていても引き出しは増えないしね。

 

 

あぁ、もちろん、ポアーステインもこれからもガンガン使うでしょうけどね。

 

「あれは顔料系だからちょっと云々・・・」と聞きますが、そもそもうちの深紅さんだってアレで調色してますし。

ぶっちゃけ、うちのサイトの1記事でぶっちぎりのアクセス数を誇るのが深紅の塗装工程なんですよね・・・。なんでアレが検索の上位にいってるのかは僕も知らんが。

あれ・・・フィニッシュはラッカーじゃねぇし、ステイン着色のシースルーだから万人向けの塗装方法じゃないと思うんだけどなぁ・・・。

 

普通にホムセンで手に入るメジャーな塗料(缶スプレーとか)を使うなら、プライマー使ってシーラー塗って、つぶしのカラーのラッカー吹いてクリアで仕上げるのが一般的だと思うんだけど・・・(ボカァ楽器にはその方法でやったことないんですけどねw)

 

話を戻すとポアーステインでもしっかり使えば普通に綺麗に出来ますよ、てことです。不満なのはアクリルが入ってることくらいで。

 

それに対して今回試しているアニリンダイにしても不満はあります。

まぁグチグチ言いながら調色して端材に着色してました。

とりあえずこんな感じ。

 

この時点では着色後、軽くクリアを吹いただけの状態ですね。

 

あくまでテストなので下地ちゃんと作ってなかったし、シーラー工程とかガン無視してるけど・・・めんどくさかったんだもんw

 

で、この時点で思った。

 

このステイン扱いずれぇ・・・。

 

 

そりゃもう滲む滲む。しかも青と赤で全然色のつき具合が違う。・・・ていうか赤が強すぎなんだよ・・・。

 

これバインディングありの子だと、難易度上がるなぁ・・・。

 

目止め着色じゃなくてトップのシースルーだと、ちょっと面倒そうな感じ。

 

ただ、杢目はかなり生きますね。使ってる端材が+AAAAAのプライベートストックてのも大きいだろうけど。

 

んー・・・悩みどころ。メインで使えるかなぁ・・・。

 

 

 

 

で、その状態から・・・さらに色々試します。

 

この紫に使ったのは水+アニリンダイ。

 

着色後ラッカークリアを吹いて、1色かなり色味が変わってしまったパターンがある・・・。うーん・・・。

 

 

そして。

水で溶かしたのを最初に試したので・・・他の溶媒も試します。

 

候補はいくつかあるんですけどね・・・英語のマニュアル読んでいたら結構うちにもありました。

まずよく使っている純アセトン。

次にラッカーシンナー。

あとはIPA。

 

まずこれらを試してきましょ、そーしましょ♪

 

アセトンやシンナーはとりあえず後回し。次回の記事にでも回します。

 

 

今回は水とIPAを試してみました。

 

あ、ちなみに他の溶媒候補はあります。変性アルコールとかエチルアルコールとか(ただこの辺の違いがよく分からんし、そもそも持ってないのでやめました)

変性アルコールはエタノールに変性材を加えたものらしい・・・が、よく知らん。いや、一応ちょっとは勉強はしたんだけど完全には理解できなかったのでココで説明するのは止めときますww

 

 

で、IPA。これはイソプロピルアルコールですね。ザックリ言うとめちゃくちゃ純度の高いアルコールです。飲んじゃダメなやつです。

で、これを合成原料にしてアセトンが作られます。IPAの水蒸気が酸化銅を触媒にして脱水素してアセトンが出来る・・・?(いやほんと意味わからん・・・w)

 

まぁ化け学とか最も苦手なので良いとして・・・こいつを溶媒にします。

 

・・・うーん。びみょ。

紫よりダメですね・・・。

端材のキルトだってAAAAAなのにイマイチ・・・。

 

単純に気化が早い・・・。着色しきれてない感触。

水も使うべきかなぁ・・・。

 

 

あと溶媒のせいじゃないんですが・・・だいたい青が弱いんですよ・・・。

 

デフォルトで綺麗な青味が出ていて良さげなんですが・・・着色する時の浸透が弱い。これは水でも同様でした。

 

つまり調色する時、他の色と混ぜる際に念頭に置いておかないといけないですね・・・。

 

で、あと残っているのはアセトンとラッカーシンナーか・・・IPAでこれなら少し使い方に慣れが必要そうだなぁ・・・。

 

 

他にもちょっと本来のシースルー着色とは工程を変えた小技も以前教えていただいたので・・・それも試してみなければ。

 

あとはー・・・もちろん目止め着色ですね。

 

なんだかんだ言って一番信頼できるワシンのとの粉。

 

通販より市内のホムセンのが安いって知っていたので仕事終わりに買ってきました。

ラスト一箱だったあっぶねー・・・。

・・・あ、市内市外のホムセンの工具、消耗品類の価格はネットの価格含め、だいたいおさえてます(本当に自慢にもならないね・・・

 

 

まぁ目止め着色自体、別にもう何度かやったことのある工程なので今さらですね。余力があったらこっちでもアニリンダイを試してみましょ。

 

 

 

 

 

 

てことで。多分これ関係の記事は続きますw誰も求めてないだろうけれど、自分の覚え書き程度に残しておきます。

いろいろと試行錯誤して参りましょ。

 

 

 

あ、あと最後になんですが・・・

アニリンダイは恐らく国内ではほとんど手に入らないかもしれませんので、使うなら輸入しましょう。

国内でも買えないことはないけれど・・・くっそ高いです。あっちと価格が5倍くらい違います。まぁ需要ないから仕方ない・・・のかなw

代行で輸入してる会社さんには申し訳ないけれど・・・だったら自分で直輸入するわ、てなるよね、普通。

 

最近そんなのばっか仕入れてるなぁ・・・と思いつつ・・・本日もお疲れさまでした。

 

 

 

 

・・・寝ます。もうホントに寝ないと眠気と腰がヤバイ。

 

 

 

 

 

てことでおやすみなさい。

 

 

 

 

ほなー。

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